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2005年6月


6月30日


やったりました。

とりあえず見てください。


        


大阪ではこれをアコウと呼びます。
キジハタといっても通用せず、アコウと呼ぶことに価値があります。

富山ではよく釣れるこの魚も大阪では幻の魚なのです。



美味しい料理に舌鼓。


        


正直に言いましょう。

上手く締めたアコウの刺身は、他の魚種とは比較にならないものです。
もっちりしっとり、それでいてプッツリと噛み切れる食感は唖然とする美味さ。
この濃厚な魚の旨味は言葉になりません。



最高のひと時をありがとう。アコウ。
富山でもよろしく。












6月27日


1週間ぶりの日記です。
日記じゃないや〜ん!とかツっこまないでね。
なにせ怒涛の1週間だったもので書く暇なかったんですわ。


接待釣行を後に授業、過密なバイトと彼女の相手、友達の相手、そして釣りを繰り返し、気がつけば1週間。我ながらよくがんばった。
バイトではコイ釣りバトル2が開かれぶっちぎりで優勝、ソルティガヒラマサ売って株上昇。そして予想外に高額な給料で最高潮。

そんなこともあってソルトマスターにシイラ、マグロに誘われたり。
ジギングロッド、キャスティングロッド揃えなあかんくなったり。
でもそれはさすがにまだ無理…

しかたないから和歌山の磯に行く事に。
ショアからでもシイラやら巨青物が釣れると。
しかしヘビーなロッドはこっちに置いてない。すべて富山においてある。
ショアジギのロッドくらい買おうか…
でもさすがにそんな巨大魚相手ではそこらのヤワなロッド使えないしね…



話は変わって朝まで天保山で釣りしてました。
まーったく話にならず、なぜかエビだけが釣れました。

       
          でかいです。20センチくらいのうまそうなエビ。

正式名称はなんなのか?
全くわからんのですが…エビジャコの仲間あたりでしょうか。
ミノーの早巻きでかかったのでたまたま引っかかったのでしょう。


神戸のあたりでは太刀魚が釣れだしたといいます。
私も本格的に太刀魚を釣りたいです。いえ、食いたいです。


はぁ〜28日お昼にこれ書いてます。
今から授業です。
そしてバイトです。
そして釣りです。


そしてまた明日です。












6月20日


バイト中、シーバスロッドを吟味する二人組を発見。
私はここぞとばかりに「シーバスですか?」と声をかける。

彼らは30代と思われる2人組みでどうやら初心者のようだった。
大阪人のノリでどんどん質問してくる。
最初ダイワの安いロッドを見て「これでいいんちゃうん!」を連発してくるので、
「いやーそれはちょっとおすすめしないっすねー」といちおう店員的に言っておいた。

しかしどれだけがんばってもこの時点で2万以上のロッドは無理そうだったので適度なエアライツとトリプルクロスを勧めてみた。どうやらトリプルクロスのMLが気に入ったようで、それに決定。
リールも最初は「全部一緒やん!この2000円のでええんちゃん!」の連発だったが
「やっぱある程度のものをもつべきですよー」と、なんとかバイオマスターまで上げた。

ここまできたらもう太っ腹に金を使う気になったのか、しまいにはステラまで買ってくれそうな勢いに。さすがに無理だったが、その他にもルアーを大量購入してくれて総額は5万を超えた。


そしてレジで話をしていたとき、「今日仕事終わったら一緒にいこうやー」とのお誘いが。
おぉ〜やっと私も呼んでもらえるようになったかぁ〜としみじみオッケー。



バイトが終わり、連絡。最寄の駅に来てもらい車に乗せてもらった。
どこへ行こうかという問いに対してとりあえず大阪南港へ行きましょうと言ったのだが、
どうやら彼らは乗り気ではない。
なんだか以前に行ってスルメイカが釣れた兵庫の芦屋浜に行きたいようだ。

芦屋はエビ撒き釣りでのスズキがとても有名で、もちろんルアーでも狙えるのだが、夜中はなかなか釣りにくい。らしい。特に今の季節はスルメイカ釣りの人で埋まる。
私自身は初めてのポイントなので正直不安だ。
だがそんな気持ちもむなしく、彼らは車を芦屋へ向けた。


釣り場に着くと、やはりイカ釣り師たちがウキを連ねている。
ここでのイカ釣りは風物詩的なものがあってこんな夜中だというのに若者カップル達なんかも竿をだしている。
私達は隅のほうでちょこんと投げることにした。

しかし2人とも素人。リーダーを組めないので私がセッティングすることに。
卸したてのトリプルクロスにラインを通し、ノットの説明をしながら作り上げる。
正直、しんどい。釣りをする前から私はグロッキーだ。


やっとこさ自分の分も作り上げたと思ったらこんどは釣り方の解説。
こんな感じで…とバイブレーションを岸際に落としアクションをつける。

…と、解説の途中、なんかゴン!と。きた。

まさかなーとアクションを止め、数秒漂わせた。そのとき!
大きくロッドは曲がりヒット!

解説の途中だったので2人からは歓声が!私は動揺しながらも魚を浮かせる。
けっこうでかい!

が…そんな歓声の中浮くすんぜんで、フックアウト。

無念。


気をとりなおしてキャストを繰り返す。
2人もなんだか慣れてきたようだ。


そろそろ解説いらなくなったようだったのでちょっと離れて釣り歩いてみた。

離れたところでシーバスハンター3をトゥイッチしていたところ何かが追っかけてきた。
食うかなーとスローリトリーブしていたら、食った。

なんだかあっけなく釣れてしまったのは、ボラ。40センチほどの。
これを知らせてはブンブンでボラ釣り大将にされること明白だったのでそっと静かにリリース。


戻ってみると、なにやら釣れたと騒いでいる。

よかったじゃないか!と思って聞いてみると釣れたのはカニらしい。
ははは…ボウズではなくなりましたね…と微笑んでおく。



その後朝5時まで粘った。
明るくなってから数人ルアーマンが来たが全く釣れていなかった。

しかしエビ撒き釣り師が何匹か50くらいのシーバスを釣っていたので、一応魚はいたようだ。ルアーを追わないところを見るとなにかベイトが小さなものなのだろうか。



こうして「接待釣行」は無残な結果に終わった。


ちゃっかり「またブンブンきてくださいね」とお仕事は忘れずに。













6月19日


夕方から天保山へ釣り。

大学の友人と一緒に行く事になった。


ラインが傷んでいたので、まずブンブンに行ってラインの交換をしてきた。
チタニウムブレイドが1800円で売り切り処分だったので18lbを購入。
糸巻きは…自分でやれと。

そして地下鉄で大阪港駅まで。

到着し、いつもどおり桟橋を中心に小型ルアーを泳がせるがチェイスはあるものの、あと一歩で食わない。
常夜灯の下で少し粘ったものの断念し移動。

ここで友人が荷物を持ってくれるというのでルアーボックスを預けた。

そして歩くこと20分。移動先の海遊館裏へ到着。
しかしいつもの船着場はイイ感じのカップルがいて自粛。
しかたなく少し離れた渡船所周りを攻めてみた。

激しい上げ潮でトンネル状になった水路周りの潮の動きがよくなっている。
その中にラパラのテールダンサーをキャスト。

ほんの3メートルほどしか投げられないような状況なので、ここであれを試してみた。
「漂わせトゥイッチ」だ。すると漂わせてからすぐ…

ガンッ、グググッ!

よし、釣れた〜!漂わせで釣れるじゃないか!

       


でもサイズは35センチくらい。セイゴでした。

よーし、1匹つれたしルアーチェンジしよう。とお気に入りだけを入れたバーサスの小型ケースを探した。

…あれ、無い。

そうだ、さっき友人が持ってきてくれたんだっけ。

さっきのボックスかしてーと言ったそのそばから友人の顔は青ざめていく。

「さっきのとこ置いてきた…」

なにーー!あの中にはお気に入りルアーのすべてが詰め込まれているのに…!
なんてこった!すべての荷物を置き私は全力疾走でさっきの場所へ走った。

友人が言っていた場所に着きくまなく探すも見当たらない…。
そこに一人釣り人がいたので、知らないかと聞いたら、さっきそこで一人釣りしててボックスは置いてあったけどその人のものかとおもいました。とのこと。

そりゃあ、あんな選りすぐりのルアーを目の前にしたら目の色も変わるものか…
悲しい事に大切なルアー達がパクられました。

しかしその代償にその釣り人となかよくなり、今度ブンブンに来てくれることに。

友人のところにもどると、「ウソー盗るやつとかおるん!」の連呼で自分でも見に行くと言い出す…。もう無いって…と思いながら好きなようにさせておいた。

やはりなかったようで戻ってくるなりメッチャ怒っている。
もう、当の私はしゃーない。(おまえに預けた俺がバカだった)と開き直っているにも関わらず。
しかし私がいやな気分になったのはここからだった。
「パクったやつが悪いんやから、俺は1銭も払わんで!」と言い出したのだ。

私は最初からお金を返してもらおうなって微塵も考えていなかったし、勉強代だな、と思っていた。
だがあえてこんな発言をされるとなんだかものすごく腹が立つ。
確かにパクったヤツが1番悪いけど、お前も忘れてきたことに落ち度があると思うならもう少しそれなりの態度を取れよ。


私はただ笑って「…しゃーない。お金も何もいらんから。」と語ってはいたが…。












6月15日


ぶんぶんののリニューアル完了打ち上げ&新人歓迎会が行なわれた。

近くにあるボンズという飲み屋に12時ころみんながやっと集まり、店長クラス、平社員クラス、新人&アルバイトクラス、となんだか階級別に分かれて座っているような感じ。

さしみやらから揚げやらがずらっと並ぶ。私にはとんでもないごちそう。しかもみんなはなぜかあまり食が進まないようで新人&アルバイトクラスの6人分のほとんどを私が完食。
お酒も体育会出身の私はどんどん進み結局ビンビール14本ウイスキーやらウォッカやら出てきたもの全部飲み干した。これにはさすがに皆さん圧巻のよう。
やっぱビンでスーパードライはおいしいね。


会費5000円と言い渡され「そんな金あるのか」と心配されつつ「やっぱ付き合いのお金は惜しんじゃいけないでしょ」とお支払い。


ボンズを出てから同年代の正社員の人と先輩アルバイトと3人でボーリングやらカラオケやらバッティングセンターやらストリートバスケやらの総合エンターテイメントがあつまるラウンドワンという店へ。
とりあえずバッティングセンターへ行くものの酔っ払いの私は全く打てず。どれだけ打てたか覚えてないが、なんだか他の客にめっちゃ笑われていたような覚えはある。一応後でホームラン2本打ったと聞かされた。

バスケがしたいと思ったが、人がすでにいたので断念し、目的だったというコイの釣堀へ。
小さなプールのような釣堀の一角をぶんぶんスタッフ3人が占拠するという異様な光景。1メートルほどの備え付けの延べ竿と棒ウキのついた0.6号ほどの細い糸と小さな針に草のにおいのするバラケえさを使う。さあだれが一番釣り上げるのか勝負となった。
釣り始めてすぐわかった。ものすごく、スレている。まったくといっていいほど針がかりしない。10人ほどの釣り人がいるが誰一人として釣り上げることができない。

ここで私は棒ウキを寝かせて釣る「寝ウキ」に。この方がウキの抵抗を感じさせずスレた魚には効果があるのだ。そしてタナを底いっぱいに。おそらくコイは底のエサを吸い込む。

変えた直後、ウキがかすかな動きを示す。水流に逆らってウキが方向を変えた。
吸い込む瞬間に一瞬だけウキは沈むはず。その時を狙ってしっかりアワセ!
そして見事フッキング!0.6号のラインに30センチほどのコイがかかった。
走りまわるコイをしっかりやりとりしネットイン。

            


富山の海や川で無数の小物釣りをしてきた経験がこんなところで発揮されるとは!
他の客も含め皆1匹も釣れない中、私は12匹を釣り上げた。

朝の6時、閉店の時間まで釣り続け、他二人は粘りを見せて2匹づつ釣り上げたものの私の圧勝!最後に釣った45センチの鯉に至っては大勢の注目を受ける中、食い上げのアタリをしっかりと捉えることが出来て、皆に「神業」と称されることに。


次の日バイトにいくと先輩がブンブンの釣行レポート(店に張り出されるやつ)に昨日の出来事を書いていた。

あだ名だった「丸ホゲ君」はすでに「コイ釣りの天才」に。
おそらく富山で小物釣りしてきた人なら皆ここでは「コイ釣りの天才」になれるだろう…。

まぁとりあえず1ランクアップということで…。














6月14日


多忙が続き富山から帰ってからまだ釣りに行ってない。
この時期は大阪シーバスの臭みが抜け唯一食べれる季節なのだが。
早く釣行したいものだ。


そういえばシーバスなど色々ルアーをしていてリトリーブスピードについて気になった。

もちろんルアーというのはベイトを演出することが大切なわけだが、普通にリールを巻いてリトリーブしてきた場合、そのスピードは魚から見てどのようなものなのだろうか?

ルアーにおいてデッドスローリトリーブが非常に有効な事は常識だが、デッドスローでどんなに遅く、3秒に1回転とかにしても、リールを巻く以上それなりにルアーを泳がせることになる。

しかし、常夜灯の下や、素もぐりをしていてベイトが捕食される瞬間を目の当たりにするその多くの場合が「漂って」いるベイトが捕食されているように思う。

たとえば東部某所のテトラ際で素もぐりをしていた際大量のイワシの群れに遭遇した時。その付近にはフクラギの群れと数匹のシーバスがついていた。とても興味深い光景だったので観察を続けると、フクラギが群れを追い回しているのに対し、シーバスはテトラ際の底のほうでウロウロしている。そして群れから離れヨロヨロと彷徨っているイワシを発見するやいなや急上昇して下から突き上げるようにイワシにアタック。
全く食い気がないのかと思うくらいにアタックする回数は少なかった。

根魚もイワシにアタックしていたが、根魚の場合は群れがテトラに近づき安心して漂っているところをめがけ飛び出していた。

もうひとつの例は、東部某所の河口。
シーバスを狙いに来たものの小型ウグイに一面を陣取られ困っていたときのこと。
となりのエサ釣り師がリリースしたウグイが弱って足元のヨレを漂っている。私はそれが気になってながめていたのだが、そのウグイに突如ヒラメがアタック!ウグイのサイズは30センチくらいであるにも関わらず、体格のあまり変わらない35〜40センチほどのヒラメが食いついていた。


これらを見ても魚がまず一番に狙うのはやはり弱って漂うベイトである。
青物などは泳ぐスピードも持久力もあるので群れを追い回す傾向にあると思うが、少なくともシーバス、ヒラメ、マゴチ、根魚系は、ターゲットを絞りながら待ち伏せているように思う。

このような話は、地上のライオンの狩と例えられてよく語られているが、魚はそこまで周到ではあるまいとタカをくくっていたものだ。しかし実際目の当たりにすると魚も負けず劣らずの「狩」をしていたのだと気付く。


魚にとって体力の消耗は命取りなのだと、どこかの本で読んだことがある。
ファイトで体力を失い、リリース後に力尽きるものも多いらしい。
水中で活動する彼らは、地上で活動する我らの想像を絶するエネルギーを消費しているのだ。
その上、エネルギー源であるエサにありつく事すら難しい自然界で生きているわけだから、無駄なエネルギーを消費せずにエサを捉えようと考えているに違いない。



そんな事を考えるとリールを巻かずにただただトゥイッチだけで軽くアクションするだけでも魚にはおいしいベイトにみえるのではなかろうか…とも思ったのだが、多くの人はそれなりにリトリーブしてきて魚をキャッチしている。

富山の魚は回遊性のものが多かったり付場が限られていたりするため、キャスト&リトリーブを繰り返し、魚の近くにルアーを通す機会を増やすこと、捕食モードに入らせることが重要なのだろう。
私が素もぐりで見るシーバスの捕食シーンの場合も大抵がイワシなどの小魚の群れの下についていて、すでに捕食モードに入っているものばかり。


そんな状況下でサスペンドルアーなんかを「漂わせ」たら意外に釣れるかもしれない、とちょっと思ってみた。














6月13日


アンケートを設置してみた。

とりあえず第1回目なので単純な設問だけにしておいたが
これからちょくちょく多分野のアンケートを実施して富山の釣りを分析してみたいと思う。

それなりに数が集まったら集計結果等を詳しく報告しようと思う。

どうぞアンケートにご協力ください。












6月12日


彼女が言う。

家まで来てくれ、と。


今日はバイトは無かったのだがそれでいてもやはり体は疲れていて
家に着くなり眠りこけていた。

そんな束の間の休息。私は脳内でフクラギを釣っていた。

しかしそれを遮るかのようにケータイが鳴り響く。


とっても不機嫌に起きた私は舌打ち半分に電話に出た。


電話の主は彼女で、今から5キロ離れた家まで来てくれという。

全く、こっちの状態を察して欲しいものだ。

「今富山でフクラギ釣っとる夢見とったんやぞ!せっかくのフクラギぶち壊しやがって!てめーの家なんか行くかアホ!!」

とぶち切れた。

彼女は寂しそうに、フクラギ食べたいな〜。と電話を切る。

まぁ、夢の話はこの際どうでもよかったんだが
なにせとんでもなく疲れていたのでなにか行かない理由をつけたかったのだ。



数十分後。

目もしっかり覚めてきて、ちょっとさっきはフクラギごときで一方的に拒否りすぎたかなと反省していた。そこでケータイに伝言メモが入っていることに気付く。

恐る恐る耳を当てると…


「お腹空かせてると思ってパン持ってきたんだ…来てくれると思ったからたくさんもらってきたんだけど、これ全部食べたら私デブデブになっちゃうよ…」


彼女は学校で黙々とパンを作り続ける「パン部」なるものに参加している上
最近カフェのようなパン屋でバイトを始めたのでいつもパンを持ってくる。

エブリデイエブリタイムに腹を空かせている私はその「大漁」なパンをよくもらっているのだが、なんだかこれを聞いてかわいそうになってしまった。

なんとも私は恩知らずな男。


そして私はバイクにまたがる。
彼女の家まで一直線。
頭によぎるはパンを食べてデブデブになった彼女。

待ってろ!その栄養分は俺が食ってやる。お前を肥らせやしないぜ!



玄関に入るとパンに埋まった部屋があった。
彼女はパンに埋もれて寝ている。薄暗いともはやパンなのか顔なのかよくわからない。

顔かな?と思ってかじってみると、中にあんこが入ったアンパンだった。



とりあえずアンパンにがっつきながら、起きてきた彼女の頭を撫でておいた。
















6月11日


地元の友人が留学するという話を聞いていた。

富山時代を一緒にすごし思い出のある友人が大きな夢を抱いて旅立つことを知り、とても感慨深いものがこみ上げる。

しかし、彼だけではない。
多くの友人達がそれぞれの道を求め、今それぞれの生活を送っているのだ。



そんな友人達を想い、一曲、流してみた。




ケツメイシ 「トモダチ」


ずっと友だち だが時は経ち
変わりゆく街の中で 共に育ち
この街から力溜め 一からの
スタートを切った君に 幸あれ

ずっと友だち だが時は経ち
離れた街と町で 別々の道
選んだり Random された人生を
共に生きてる君に 幸あれ

あれから いくつかの歳
重ねていつの日か 過ぎてた日々
意味もなく 語り明かした公園の
鉄棒も今じゃ 小さく見え
見えてた あの山の向こうも
今じゃマンションだらけコンクリート
ゆっくりと流れた時間 気付かぬ内に過ごした
未完成の期間 ジタ バタ しながらも
見たままの物を信じた そして笑った
あの頃のダチ 街から離れても変わらず
同じ気持ちで変わらずこの街で
また出会ったならその足で
更に変わった街 見つめながら
語り明かそう あの頃の気持ちで

俺らは出会って 何年経ってんだっけ?
もどかしい 矛先を そこらに 大人に
ぶつけ合い互い教わりながら大人に
なった今 わかった今 俺たちは友だち
歴史の寝息と共に変わる景色
懐かしい街並みは たちまちにあちらに
育った町から 巣立ったダチでも
変わらない気持ちそれこそが命
あれから何年 汗ばらまいて
お前らは未(ま)だ走り続けてるだろう
常に前上 見てる 決める my way の
気持ちで祈り それが愛しい

離れても与えて 生き様にやられて
友と共に登り出して本物の男に
なる日 わかる日までが共に変わる日
なあそうだろう? そうなろうまた会おう笑って

ずっと友だち だが時は経ち
変わりゆく街の中で 共に育ち
この街から力溜め 一からの
スタートを切った君に 幸あれ

ずっと友だち だが時は経ち
離れた街と町で 別々の道
選んだり Random された人生を
共に生きてる君に 幸あれ

変わりゆく街の中で時経ち 思い思い形にして旅立ち
もう見慣れたのか 景色 見上げた空
いつの間にか星の数 へった夜空
遠く どこに 居るだろうか 友は
届く ほどに 声上げた 「ここだ」

あの日から 時の流れの中
あの街はどこか 思い出置いたまま
気付かず 忘れることも あるだろうが
あの頃から見れば 共に育ち大人
胸に夕日の色焼きついてますか
共に流した涙乾いてますか
俺ら別々の道進む 進めば 明日が俺らを創る
変わってく中 変わらないものもあるから
常に 胸に 君に 夢に
だれ かれと 別れ重ね それぞれと 与え離れ
未知の日に向かって 走り出す道のり
一途に遠く 届く 互い 長い道のり

だれ かれと 別れ重ね
それぞれと 与え離れ
いくつもの出会いは 理屈ない願い お前
俺の財産だと ここに書いたんだ

新たなる 旅立ちの前に 君の思いを

いつか話せよ また会ったなら
すべて話せよ また会ったなら

また新たな その気持ちを胸に
走り出す 君の思いを

いつか話せよ また会ったなら
すべて話せよ また会ったなら

今お前が不安に 思う事…

いつか話せよ また会ったなら
すべて話せよ また会ったなら

今思えば不安だった あの頃…

いつか話せよ また会ったなら
すべて話せよ また会ったなら

いつか話せよ また会ったなら
すべて話せよ また会ったなら…







「トモダチ」のことを想って聞くと涙が流れそうになる。



みんな、がんばれ。



いつか、



また会ったならすべて話せよ。













6月10日


夜、眠れずにいた。

今、自分を取り巻く状況と未来を考えるとなんだか考えこんでしまうからだ。


私も数年後には就職しなければいけない。
だが、何のとりえも無い今の私にはそれはかなり難しいことだろう。
ましてや富山に帰ってなんて夢に近い。

それならいっそ店でも作る…なんて戯言を考えたりしたが
それはさらに夢幻な話。
資本も知識もないこんな若造が実現できるレベルではない。

大学の学部が商学(流通)学部だけあって経営の話はよく聞くが
それらを聞けば聞くほど、あまりに困難な道であることを悟らされる。



はぁ…富山の企業様、だれか私を雇ってください。












6月9日


ぶんぶんスタッフがボートシーバスに行ってきていた。
シーバス80センチまでを30匹と70センチのヒラメを釣ったらしい。


みんなで割ったら一回5000円くらいで行けるらしいので今度連れて行ってもらうのだが、楽しみでしょうがない。



こっちにいるとショアからの釣りに限らずさまざまな釣りを知れるのでいまのうちにたくさん経験しておきたいものだ。





6月6日


朝から大阪へ帰る。
7時前に起きてあわただしく準備をする。

朝からサバのへしことごはんで腹ごしらえ。


もっとまったりと、富山との別れを惜しみたいのだけれど、そんな時間もない。


感傷を断ち切るように家を出て駅に向かう。


朝の通勤通学の満員電車もなつかしい。
車窓から見える立山連峰がなんだかいつもより綺麗だった。


出張のサラリーマンに紛れサンダーバードに乗りこみ眠りにつく。

寝不足の私は深い眠りにつき、富山で釣りをする夢を見た。



またすぐに帰ってくると思うけれど、やっぱり富山を離れるのはいつもつらい。

大阪というのは人があふれ情報もあふれているが、自分と釣りを見つめるにはどうも余計なものがありすぎる。


京都に到着のアナウンスで起きた私の眼に映る川はアオコがびっしりの見ているだけで臭そうな川。


大阪に着き電車を降りた私は関西弁の行き交う中、目指すものへ黙々と歩いた。



ただ、それは大阪の自宅ではなく、次の富山帰省である。














6月3,4,5日


やーっと帰省。
ひさしぶりの富山はなんとものどかで清々しい風が吹いていました。
車で移動できたので、とても快適に釣りができました。


3日、黒部に夜9時ころに到着。
そして深夜から黒部川河口周辺でシーバス狙い。

しかし波はなくモヤがでてあまりコンディションは良くないよう。
釣り人がすでに数人いるようだったが見る限り釣れてはいない。
CPSとツインパワーにマリアのエンゼルキッスをセットしキャスト。
全く無反応。

この後、一通りルアーを変えるも反応なし。
足元のヨレの中、夜光虫が輝く。
その中に明らかに反転する魚の影があるのだが、これはウグイだろうか。

場所を入善漁港にうつす。
ここの常夜灯の下ではイワシアジが群れていた。
そしてそれをヤマメやアメマス、ウグイが追い回していた。
小さなミノーやワームに工夫を凝らしてチビヤマメ2匹ゲット。
あまりに小さいのでリリース。
ウグイはでかいけどリリース。

4日。

そのまま夜が明け、河口のほうに人が集まりだしたのでそこに移動しヒラメ狙い。
ちょっと影響されてダウンショットで攻めてみた。
胴直結のチヌ針と、枝針だして孫針付のダウンショットリグを作りエコギアシャッドの3インチナチュラルなグレー×ホワイトをセット。

キャストし始めて数分、となりの人が45センチのヒラメを釣り上げた。
テンションが上がる。

テトラ際の砂地を攻めるが、そんなおおきなヒラメのアタリはない。
結局20センチのソゲ1匹。25センチのキジハタ1匹。20センチのソイ1匹。
あまりに小さく、オールリリース。

一度家に帰り、仮眠。のつもりが熟睡。
起きたらもうお昼のおやつの時間だったのでお菓子をつまみ、夕方から近くの漁港へ根魚狙い。

到着すると同行する人がすでに40センチのクロソイとまたまた40センチのアイナメをゲットしていた。ポン級アイナメは久しぶりに見た。

ここでカサゴソイキジハタたくさん。

           
                 こいつヒレが綺麗でしょ。


たくさん釣ったのでみんなで黒部川河口へまたヒラメ狙いで移動。

右岸から始めるものの、ここではウグイのみ。
左岸から海水浴場のテトラへ移動。

ここで、同行者がメタルジグで50センチのマゴチ!
写真撮るまえにリリースされちゃいましたが…おいしそうでした。

もう一人がワニゴチ、私はソゲで終了。


この夜家族で魚津の米沢亭へ。
美味しい焼肉は久しぶり。ここのチヂミは最高。


腹いっぱいになり、知らぬ間に熟睡。そのため深夜釣りに行きそびれる。


5日。最終日。

この日も近くの漁港で根魚狙いからスタート。
好調に釣れる。
ふと遠めにルアーを投げると、激しく何かがヒット!
横に横にめっちゃ動く!
なんだ??と思いながら寄せると30センチくらいのサバ!
おいしそう!と思った瞬間ナチュラルリリース。

今日はキジハタとソイが釣れない。カサゴばっかり。
でも型はいい。楽しい。

        
            小さく見えるけど実はけっこういい型です。


十分釣ったところで最後につれた28センチだけキープして帰宅。
これは大阪へ持ち帰り彼女へのおみやげにしようと閃く。
こんなんで喜んで(許して)くれるので助かる。
どうせなら一番でかいのキープすりゃよかったとあとから後悔。


昼から富山へ遊びに行く。
ファボーレ行って、クリークに寄る。
クリークで100円ジグヘッドとスパイクシューズとバグアンツ3インチを今度のために購入。


夜は弟とエビ撮りに行く。
網とバケツを携え漁港へ。
夏ならもっとたくさんいるんだが、まだ早いのか30分でたった10匹しかとれなかった。
夏なら掻き揚げつくれるくらい、100匹くらいとれるんだが。

弟はこれを飼う。これがまたなかなか面白い。
私は大阪に来る直前までこのエビと、小メジナ、小ソイ、アミメハギ、フグ、メバル、ヒラメ、…などを飼っていたが、本当楽しかった。メジナはとってもかわいいし、ソイにエサのアジをあげるときなんか最高に楽しかった。みんな私が大阪に来る時に逃がしてきたのだが、元気にしてるかなぁ…。

弟を家に戻し、一人また漁港へ。
ワームを投げるとカマスが追ってくる。が、食い気がないのかヒットはしない。
そろそろ、竿の納め時かな…と悟る。


久しぶりの帰省。
久しぶりの富山での釣り。
まだまだやり足りないけど、楽しかった。

       
                 富山はやっぱいい。


深い夜が明けていく。
明日からまたしばらく大阪生活なんだな。




便利な都会より豊かな富山。

いつも漠然と考えてるけど、これを身にしみて感じた夜だった。





















6月2日


明日から富山帰ります。
もちろん釣り漬けの予定です。

今回からは家の車使わせてもらえるのでいろんなところに行けるのが楽しみ。
でも使わせてもらえる軽四がミッションなんだな…
教習所以来まったく触ってないからちょっとおそろしい。


白い軽四に乗る二十歳くらいの釣り人を見かけたら声かけてやってください。
挙動不審であればおそらくそれは私です。
見つけた方には記念にブンブンでもらったフックカバーをたくさん差し上げましょう。



なんてね。いらねーかそんなもん。











6月1日


料理を作った。

まずは魚を3枚に卸そう。

           
                   「解体作業」


50センチと言えど、まな板には入りきらない。
流し台の上に広告をひいて捌く。

胃を調べると、イワシ、ゴカイ類、アミエビ類、イカなどを食べていた。
なかなかよく食っている。
身もプリプリでその上けっこう脂がのっているのがわかる。


さすがに刺身で食べる勇気はなかった。
古来より良質な食材として全世界で扱われるスズキ。
しかしあの水で育ったスズキを刺身では無理だ…。


これを切り身にし、まずはこれを作った。

           
               スズキの香草マヨネーズ焼き。

まあ、ムニエルと変わらないんだが…香草とマヨネーズで焼いた。

そして次は

       
                 スズキのから揚げ。


シンプルにから揚げを作った。
から揚げ粉ではなく、片栗粉のみで揚げるので非常に軽い仕上がりだ。
サクサクホクホク、最高だ。
マヨネーズ、醤油、ポン酢でとってもグッド。これは最高のつまみだな。


極めつけは

       
                    アラ炊き。


魚料理はここまでして完結だろう。

今回は掲示板のほうでお世話になっているランチョンペさん(の奥さんのHP)のかぶと煮を参考にさせていただきました。ありがとうございます。




持ち帰った以上、やはり美味しく食べつくしてやることが最高の弔いとなると私は思っている。

たとえどんな魚でも、どんなに大きくても小さくても一つの命に対して最高の礼儀を見せてやろうじゃないか。

魚は命をかけた厳しい世界で生きているんだから。










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