釣りを愛するに当っての心構え
釣りとは皆さん何だと思いますか？最近ではスポーツと言う人もいれば、釣り味だけ楽しんで逃がしてゲームと言う人もいますね。人の考えは様々なのでそれも一つなのだと思いますが、私は、「漁」「猟」だと考えています。
昔、山などにすむ人々は狩りをして生きてきました。野性の鳥獣を捕らえては必要分食べてました。
水辺で生活した人々は釣りや網といった方法で魚介類を捕らえてきました。
例えば、山で鳥獣類を鉄砲で撃ち重傷負わせて、あー楽しかった！といって逃がしてあげてたらどう思いますか？きっとだれもがそんなひどいことするわけない！と思うでしょう。鬼畜だと思うでしょう。
しかし我々は釣りをする上でそんな行為をしているのです。人間の立場では感じにくいけれど、針で傷つけられ、全力だしきって抵抗した末に水中から上げられ、手で体表の粘膜を削り取られる…魚にとってはこの上ない重傷です。
こんな事を考えると私にはどうしても釣りを「ゲーム」「スポーツ」と捉えることはできません。食べるために命をもらう、そういう食物連鎖の頂点に居させてもらっている事に対してもっと魚たちに敬意を払うべきだと思うのです。したがって私は釣り人として「釣らしてもらっている」という観点から釣りとは「漁」「猟」だと思うのです。
漁港に行くと、地面に叩きつけられたウグイやフグ、ヌメリゴチが散乱、腐敗していますが、これは釣り人の驕りの究極たるものです。魚を叩きつけ無駄殺しする気持ちが理解できません。
また、同じような光景を「漁」をするはずの漁師さんがするところをたまに見ます。商品価値のない魚をぽいぽい捨てるのです。本当に驕りもいいところです。
このスタイルを読んでくれている皆さんの考えは様々だと思います。人間は最強だから魚の生殺与奪すべて認められるんじゃー！とか思う人もいるかもしれません。だけれど皆さん、釣りを愛するのは同じでしょう？そんなすばらしい釣りをできるのは魚のおかげなんですよ。どんな釣り人も一度は魚に感謝しましょう！
それが釣り人のあるべきSTYLEですよ！
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